児童発達支援管理責任者とは?

2022.05.17更新

児童発達支援管理責任者(児発管)とは?

資格の取り方や仕事内容について

分かりやすく解説します。

 

児童発達支援管理責任者とは、

放課後等デイサービスや障がい児支援施設で

現場をリードする役割を担う資格です。

児童発達支援施設には必ず1名以上の配置が義務付けられています。

 

具体的な仕事内容

利用する児童の成長に合わせた

個別支援計画書を作成したり、

職場の現場リーダー的な役割を担っています。

○個別支援計画書作成について

児童一人ひとりの状態や課題に基づいて作成される

支援の方向性や内容を決めるためのものです。

利用する児童への支援や療育は、

この計画書に基づいて行われるためとても重要で、

児童発達支援管理責任者の代表的な仕事とも言えるでしょう。

障がい児支援の施設は、

専門的なサポートが必要な児童が利用します。

障害の程度や発達の状態はそれぞれ違うため、

必要な支援内容ももちろん違ってきます。

さらに細かい支援内容も組み込んでいき、

個別支援計画書を作成します。

個別支援計画書の作成は、

児童の通う学校の教育支援計画書と

可能な限り連携をして

実施されていることも求められています。

○その他の職務内容

・利用者、保護者との面談

・サービス提供者(職員、従業員)に対する技術的な指導、助言

・支援内容に関連する関係機関との連絡、調整

・利用者の送迎も担当したりするケースもあります

 

児童発達支援管理責任者資格を取得するには?

児童発達支援管理責任者になるためには、

大まかに言うと「実務経験の要件」を満たし

「研修を修了」する必要があります。

※実務経験の要件については複雑になっています。

国家資格者:3年以上

有資格者(保育士・児童指導員等):5年以上

それ以外の者:8年以上(相談支援業務なら5年以上)

上記年数の実務経験が必要

上記いずれにおいても、老人福祉施設・医療機関等以外

での実務要件が3年以上必要

具体的には、障がい児・児童・障がい者

これらの人への相談支援or直接支援が3年以上必要。

 

児童発達支援管理責任者の研修

(基礎研修・実践研修)について

2019年4月、法令の変更によって

児童発達支援管理責任者研修の見直しが行われ、

研修体系とその内容が変わりました。

新しくなった児童発達支援管理責任者の研修は

以下のように大きく3つに分けられます。

○基礎研修[相談支援従事者初任者研修11時間+サービス管理責任者等研修15時間]

○OJT2年以上

○実践研修[実践研修14.5時間]

○児童発達支援管理責任者資格の取得

○5年ごと更新研修[更新研修13時間]

 

■児童発達支援管理責任者が働ける職場

通所系:障がい児通所支援施設

児童発達支援・医療型児童発達支援・

放課後等デイサービス・保育所等訪問支援

入所系:障がい児入所支援施設

知的障がい児施設・第一種自閉症児施設・

第二種自閉症児施設・盲児施設・ろうあ児施設・

肢体不自由児施設・肢体不自由児療護施設・

重症心身障がい児施設

 

児童発達支援管理責任者は障がい児支援施設で

現場のリーダーとなる資格です。

取得までに年数を必要とする資格ではありますが、

経験や知識、資格を活かせる仕事といえるでしょう。

障がい児支援施設への転職を考えている方は

ぜひ参考にしてみてください。

 

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