児童発達支援管理責任者(児発管)とは?
資格の取り方や仕事内容について
分かりやすく解説します。
児童発達支援管理責任者とは、
放課後等デイサービスや障がい児支援施設で
現場をリードする役割を担う資格です。
児童発達支援施設には必ず1名以上の配置が義務付けられています。
■具体的な仕事内容
利用する児童の成長に合わせた
個別支援計画書を作成したり、
職場の現場リーダー的な役割を担っています。
○個別支援計画書作成について
児童一人ひとりの状態や課題に基づいて作成される
支援の方向性や内容を決めるためのものです。
利用する児童への支援や療育は、
この計画書に基づいて行われるためとても重要で、
児童発達支援管理責任者の代表的な仕事とも言えるでしょう。
障がい児支援の施設は、
専門的なサポートが必要な児童が利用します。
障害の程度や発達の状態はそれぞれ違うため、
必要な支援内容ももちろん違ってきます。
さらに細かい支援内容も組み込んでいき、
個別支援計画書を作成します。
個別支援計画書の作成は、
児童の通う学校の教育支援計画書と
可能な限り連携をして
実施されていることも求められています。
○その他の職務内容
・利用者、保護者との面談
・サービス提供者(職員、従業員)に対する技術的な指導、助言
・支援内容に関連する関係機関との連絡、調整
・利用者の送迎も担当したりするケースもあります
■児童発達支援管理責任者資格を取得するには?
児童発達支援管理責任者になるためには、
大まかに言うと「実務経験の要件」を満たし
「研修を修了」する必要があります。
※実務経験の要件については複雑になっています。
国家資格者:3年以上
有資格者(保育士・児童指導員等):5年以上
それ以外の者:8年以上(相談支援業務なら5年以上)
上記年数の実務経験が必要
+
上記いずれにおいても、老人福祉施設・医療機関等以外
での実務要件が3年以上必要
具体的には、障がい児・児童・障がい者
これらの人への相談支援or直接支援が3年以上必要。
児童発達支援管理責任者の研修
(基礎研修・実践研修)について
2019年4月、法令の変更によって
児童発達支援管理責任者研修の見直しが行われ、
研修体系とその内容が変わりました。
新しくなった児童発達支援管理責任者の研修は
以下のように大きく3つに分けられます。
○基礎研修[相談支援従事者初任者研修11時間+サービス管理責任者等研修15時間]
↓
○OJT2年以上
↓
○実践研修[実践研修14.5時間]
↓
○児童発達支援管理責任者資格の取得
↓
○5年ごと更新研修[更新研修13時間]
■児童発達支援管理責任者が働ける職場
通所系:障がい児通所支援施設
児童発達支援・医療型児童発達支援・
放課後等デイサービス・保育所等訪問支援
入所系:障がい児入所支援施設
知的障がい児施設・第一種自閉症児施設・
第二種自閉症児施設・盲児施設・ろうあ児施設・
肢体不自由児施設・肢体不自由児療護施設・
重症心身障がい児施設
児童発達支援管理責任者は障がい児支援施設で
現場のリーダーとなる資格です。
取得までに年数を必要とする資格ではありますが、
経験や知識、資格を活かせる仕事といえるでしょう。
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