間違いやすい福祉事業の職種を解説!

2022.05.16更新

まず、福祉の仕事とは、、、

“人々の幸福で安定した生活や、それを達成しようとすること”を意味します。

人々の充実した生活を支える福祉の仕事は

高齢者向けや児童向け、障がい者向けなど幅広く存在します。

 

福祉の仕事には、似たような名前の職種が多くみられます。

特に間違いやすい次の8職種について、共通する点や異なる点を解説します。

少し長くなるので、ご興味のある職種だけでもご覧くださいね♪

 

 

 

≪生活相談員-介護福祉施設の窓口-≫

 

勤務先は、主に特別養護老人ホームやデイサービス、ショートステイ

といった介護福祉施設です。

主な役割は、相談・連携・調整です。

施設の窓口となり、利用者やその家族の相談に応じることや、入退所の手続き

介護スタッフのサポートやケアマネージャーとの連絡・調整業務を担います。

 

 

≪支援相談員-介護老人保健施設の窓口-≫

 

勤務先は、介護老人保健施設です。

生活相談員と同様、施設の窓口となり、利用者やその家族の相談に応じる事や

入退所の手続き、介護スタッフのサポートやケアマネージャーとの連絡、

調整常務を行います。

 

 

☆支援相談員と生活相談員の違い

仕事内容や役割は同じですが、勤務先が異なります。

 

 

≪生活支援員-障がいを持つ方の生活を支援-≫

 

勤務先は、障がいを持つ方が共同生活をするグループホームや、

障がいを持つ方の就労を支援する就労継続支援(A型・B)事業所、就労移行支援事業所です。

 

グループホームでは障がいを持つ方の入浴や排泄、食事などの介助を行います。

就労継続支援(A型・B型)事業所・就労移行支援事業所では、

障がいを持つ方の健康管理指導や生活の相談に応じることを中心に作業の指導も行います。

 

 

☆生活支援員と世話人の違い

 

どちらも障害者総合支援法によってグループホームの人員配置基準に

指定されている職種ですが、仕事内容が異なります。

 

世話人はグループホーム利用者の家事支援や相談業務がメインなのに対し、

生活支援員はグループホーム利用者の入浴、排泄、食事などの介助が主な業務です。

事業所によっては生活支援員と世話人を兼務している場合もあります。

 

 

≪職業指導員-障がいを持つ方の就労を支援-≫

 

 

就職先は、障がいを持つ方の就労を支援する就労継続支援(A型・B)事業所

就労移行支援事業所です。

また、児童養護施設や児童自立支援施設といった、

職業指導を行う児童福祉事業所も職業指導員の活躍の場です。

 

例えば、パソコン・木工。園芸といった作業の指導や訓練を行います。

このほか、一人ひとりの適正や意向に合わせて作業プログラムを作成することや

作業内容の記録などもします。

 

 

☆職業指導員と生活支援員の違い

 

どちらも就労継続支援(A型・B)事業所・就労移行支援事業所に

配置されている職種ですが、仕事内容が異なります。

 

職業指導員は、利用者の就労に焦点をあてますが

生活支援員は、職業指導員のように作業を指導することもありますが、

利用者の生活の焦点を当てた業務が主な役割です。

しかし、事業所によっては職業指導員と生活支援員えお兼任している場合があります。

 

 

☆職業指導員と就労支援員の違い

 

どちらも配置される事業所は同じですが、支援の対象が異なります。

 

職業指導員は障がい者を持つ方が対象なのに対し、

就労支援員は障がいを持つ方だけでなく生活保護者や母子世帯の母親など

何らかの事情により就労が困難な人全般が対象です。

こちらも、事業所によっては兼任している場合があります。

 

 

≪相談支援専門員-障害福祉サービス利用の橋渡し≫

 

勤務先は、地域の相談支援の中核となる基幹相談支援センターや、相談支援事業所です。

 

主に相談内容い対する情報提供や助言、必要な障害福祉サービスの利用につなげる支援

関連機関との連絡調整を行います。

 

 

≪児童指導員-児童福祉施設における児童の健全な育成を支援-≫

 

勤務先は、児童発達支援や放課後等デイサービス、児童養護施設などの児童福祉施設です。

 

虐待やネグレクトなどによって児童養護施設へ入所する児童へは、

親変わりとなって生活指導を行います。

障がいがあり、児童発達支援や放課後等デイサービスに通所する児童へは療育を行い

施設によっては送迎業務を担うこともあります。

 

 

≪児童発達支援管理責任者-療育推進のリーダー的存在-≫

 

障がいを持つ児童に対し、成長のために何が必要か

どんなサポートが適切かを記載した個別支援計画書を作成し、

成長・発達の度合いに応じて療育を行います。

療育の質を高めるため、一緒に働く職員への助言や指導

障がいを持つ児童の家族や関係機関との連携も欠かせません。

 

 

☆児童発達支援管理責任者とサービス管理責任者の違い

 

どちらも提供するサービス全体を管理し、

個別支援計画の作成を行いますが対象者の年齢が異なります。

 

児童発達支援責任者が障がいを持つ児童を対象とするのに対し、

サービス管理責任者は障がいを持ち大人を対象とします。

 

 

 

〈違いを理解して、自分に合った仕事を見つけましょう〉

 

福祉分野の仕事は数多くありますが、全体で共通しているのは

“様々なひとの生活を支えることを通して、やりがいを感じられること”です。

 

多様な人が、暮らしやすい社会を目指して、福祉分野の働き手は今後も求められます。

自分が持っている資格や経験を活かせる求人を検索してみてください。

 

 

 

 

 

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