看護師の離職率・転職率って?

2022.05.16更新

看護師は離職率・転職率が高い?!

その理由を解説します。

 

 

看護師は一般の職種と比較しても離職率・転職率が高いと言われています。

実際、看護師全体の離職率は11.5%で、ここ数年は1011%台にて

推移しています。

(参考元:日本看護協会による2020年病院看護実態調査報告書)

 

 

病院の規模が小さいほど、離職率は上がる傾向があります。

 

 

これは大きい病院の方が、教育体制が整っていること

待遇面でも小規模病院の方が不満を感じやすい為と思われます。

 

 

看護師の離職率が高くなるのは転職による離職が多いからです。

7割の看護師は1回以上転職すると言われています。

 

 

 

◎なぜ、看護師は転職する人が多いのか?

 

 

 (1)転職先が見つかりやすい

 

看護師はどこの医療機関でも万年人手不足です。

多くの医療施設が、常に看護師を求めているので

売り手市場になります。

また、仕事内容はどこで働いても共通点が多いので転職への

ハードルは下がる傾向にあります。

 

 

(2)ライフイベントによるもの

 

看護師は女性が9割を占める職業です。

結婚・出産・育児といったことにより

仕事を続けられなくなるケースも少なくありません。

 

産休・育休制度がしっかりしている医療機関であれば、

休暇後に戻ってくる場合もありますが、

出産を機に退職し、落ち着いてから別の医療機関に

就職する人も多いです。

育児をきっかけに離職する場合、

ブランクが12年という人が多いですが

中には5年、10年のブランクを経て復帰する人もいます。

 

また、看護師は離職後に他職種に転職する人は少なく

ほとんどが同じ業界で

他の医療施設に転職する形となります。

 

 

(3)スキルアップ、キャリアアップ

 

専門分野に特化してスキルアップできる病院、

自分の希望する業務に携われる病院

管理職として活躍できる病院など、

看護師としてステップアップができます。

 

 

(4)人間関係

 

人間関係による転職は看護師に限ったことではありませんが、

以下のことから特に離職率が高くなります。

 

女性の多い職場で、チームワークでの働きかけが重要となり

また、閉鎖的な人間関係になりがちなため

コミュニケーションや人間関係に悩みを持つ人が

多い傾向にあります。

 

 

5)仕事での負担が大きい

 

看護師の業務量は多いです。

残業も多い職種と言えます。

 

特に不足している職場では、

必然的に一人にかかる業務量も増えます。

 

勤務時間が長くなり、休息が十分に取れない、

などで心身共に疲労がたまってしまう労働環境で

あることも少なくありません。

 

 

 

 

◎離職率の高い病院にはそれなりの理由があります。

 

職場は人によって良し悪しが違います。

なので、一概に離職率が高いから労働環境が

悪いとは言い切れません。

 

職場のどこを見ればよい環境か見分ける方法は、、、

・シフトのきつさはどうか

・人間関係は良好か

・人事評価制度の整備と異動はどうか

 

 

 

私たちアドバイザーが、転職をお考えの方に

寄り添いサポートしていきます!

 

 

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