療育の「療」とは医療、治療を意味し、「育」とは保育もしくは教育を意味しています。
このことから、障がいのある子どもたちが、社会的に自立できるようになるための
医療・保育を指す言葉になりました。
特に発達障がいなどの発達支援、自立支援を指す場合もあります。
貝原益軒は「養生訓」の中で「医療の根源にはすべてのものを慈しむ心で、
人を救う志を持ちなさい。
自分の利益ばかりを得ようとしてはならない」と書いています。
つまり「医は仁術なり」です。
この「医療」に「教育=教え育む」を加えたものが「療育」ですから、
児童発達支援や放課後等デイサービス、その他の療育機関でも、
発達支援、自立支援を受ける利用者を慈しむ心がまずは大切だということになります。
では、子どものため=療育にするためにはどうしたらよいのでしょう。
先ほどの「人を慈しむこと」を忘れず、その中からたくさんの術(すべ)を会得しながら
子どもたちに還元してゆく(発達支援、自立支援)。
「発達に障がいがあると社会に出たら困っちゃうよ」
「このまま自立できない」「社会に参加できない」と心配する保護者に、
障がいがあったとしても工夫をしたり手助けがあれば、
障がい者にとって困難な社会でも自分の人生を生き生きと送っておられる方が
たくさんいらっしゃいますよ。
と現場の声と社会の実情を発信する(保護者支援と地域支援)ことで
「療」の本来の意味である「いやす」を合わせて、
障がい者でもそうでない人でも同じように自分の人生を送れるような社会を
目指すという大きな志を持っていただきたいと思います。
このことがまさに「インクルージョン社会」の実現であり
ここに療育従事者の志の如何が問われる重要性があると考えます。
このようにいろいろなことに困難がある子どもたちを目の前にして理解し、慈しみ、
育むことで子どもたちの未来を生き生きと輝かせることのできる
素晴らしく誇り高いお仕事だと思います。
療育のお仕事に興味をお持ちの方、また現場に復帰してみたいと思われている方、
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※漢字表記にあたり大阪府などに合わせて「障がい」と記載しております。
「障害」「障碍」「障礙」とも表記されます。
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