日本と海外では、転職に対する考え方や転職事情が違います。
考え方や転職事情の違いから、
「日本では転職するのが難しい」と言われることが多いでしょう。
≪海外の転職に対する考え方≫
海外は転職に対してポジティブ
日本に比べ、海外が転職に対してポジティブです。
海外では、仕事のできる人は他の会社から声がかかり、
より給与のいい会社、より待遇の良い会社へと転職します。
不満があれば会社を変え、自分のやりたいことのために
仕事を変えるということもよくあるようです。
終身雇用がない
かつて日本では終身雇用制度が当たり前であったのに対し、
海外には終身雇用がないという国も多いです。
そのため、海外では日本に比べて「転職が当たり前」という風潮が強く
転職が多くてもそこまでマイナスなイメージを抱かれることは少ないです。
≪日本の転職に対する考え方と事情≫
転職が多いことをマイナスに捉える傾向にある
海外では転職がポジティブな意味を持つことが多いのに対し、
日本では転職が多いことをマイナスに捉えられる傾向があります。
あまりに前職の勤続年数が短いと忍耐力がないと判断され、
この人を採用してもまた短期間でやめてしまうのではないかと思われて
採用を見送られてしまう場合もあります。
日本は終身雇用制度や新卒一括採用が基盤になっている
日本で転職に対してマイナスイメージがある理由として、
かつての日本では終身雇用制度や新卒一括採用が当たり前であったことがあげられます。
新卒で入社して定年まで同じ会社で働き続ける人が多かったことから、
転職する人は少なく、転職すると「出世できなかったからやめた」など
というネガティブなイメージを抱かれることがしばしばありました。
その名残から、徐々に終身雇用や年功序列の制度がなくなってきた今でも
日本では転職に対しあまり良いイメージが抱かれないのでしょう。
≪日本では徐々に終身雇用や年功序列の制度が崩壊してきている≫
かつては終身雇用制度や新卒一括採用が一般的であった日本ですが、
最近では徐々に終身雇用の制度が崩壊してきています。
令和2年2月の総務省統計局の発表によると、
2019年の転職者数は351万人でありこれは2010年以降で最大の人数です。
しかし、海外に比べると日本の転職率は低い方です。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「データブック国際労働比較2019」によれば
勤続年数について、日本は12.1年、アメリカでは4.2年とおよそ3倍もの差があります。
日本とアメリカの少子高齢化の度合いや若者労働者の違いの影響があるため一概には
言えませんが、日本にはまだ「1つの会社に長く務める」という文化が残っているようです。
≪日本でも中途採用に力を入れる企業が増えてきている≫
近年日本でも第二新卒という概念が登場し、
第二新卒の中途採用に力を入れる企業が増えてきています。
第二新卒の中途採に注目が集まっている理由に1つとして、
企業の若手の人材不足があげられます。
最近では、新卒採用で予定人数の新卒を採用できなかった
内定を出しても辞退してしまう学生が多かった、などという
理由から思うように新卒を採用できず、
その代わりに第二新卒を採用しようとする企業もあります。
このように新卒でなくても採用の需要が高まっている枠もあり、
今の日本では昔よりも中途採用が活発に行われるようになっています。
≪転職を成功させる5つのポイント≫
キャリアプランを考える
キャリアプランを考え、自分の将来の目標とその目標を
達成するまでの計画を明確にしていくことが大切です。
キャリアプランを考えずに転職してしまうと、
転職しても結局自分のやりたかったことが実現できず
再び転職することになってしまうかもしれません。
採用担当者が転職者に求めていることも理解する
転職活動をする際には、採用担当者が転職者に求めていることを理解し
それに合わせた面接対策をすることが大切です。
企業の文化や今課題となっている問題について理解し、
自分がその企業で活躍できることをアピールしましょう。
企業によって転職者に求めていることは違います。
同じ業界・職種の面接であったとしても、企業ごとに対策するのが良いでしょう。
人材紹介会社を活用して自分に合った会社を紹介してもらう
転職を成功させるためには、自分に合った転職先を選ぶことが重要です。
自分ひとりで転職先を選ぶことが不安だという方は、活用してみるのもいいでしょう。
キャリアアドバイザーが親身に相談に乗り自分に合った会社を選んで
紹介してもらうことができます。
自分のやりたい仕事や自分に合う仕事がまだわからないという方でも、
第三者のアドバイスを受けることで、自分にぴったりな仕事が見つけられるかもしれません。
転職する時期を見極める
中途採用の求人数は4月入社を目指した2~3月、
10月入社を目指した8~9月に多くなる傾向があり、
その時期に転職活動をすることで、たくさんの求人の中から
自分にあった求人情報を見つけることができるでしょう。
ただし、求人数が多いということはその分転職希望者も多く
競争率が上がる可能性があるという懸念点もあります。
また、第二新卒の枠組みにはいるのであれば
4月の第二新卒の求人を狙って転職してみるのもいいでしょう。
逆に、これ以外の時期では求人数は少ないですが、
新しいプロジェクトのための人員確保など必要の迫られた
中途採用を急いで行っている企業も多いです。
そのため、転職の選考が通常よりも早く進みすぐに内定を取得できる場合もあります。
≪転職が難しいを言われる日本でも成功させよう≫
かつては終身雇用や新卒一括採用が当たり前であった日本ですが、
今その体制は変わりつつあり、今までよりは日本での転職歯しやすくなったと言えるでしょう。
自分に合った人材紹介会社を利用したり、キャリアプランをしっかり立てて
転職する時期を見極めることで自分の転職活動を成功させましょう。
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